電子と静電気
「電子」とは、全ての物体に存在している、電気の元となるものです。
①マイナスの電荷をもっている、②物体間を移動する 2つの特長があります。
静電気は、物体Aと物体Bが擦れ合ったりした時、AがBに電子を受け渡すことで発生するものです。
そうすると、Aは電子が不足している状態、Bは電子を多く持っている状態だと言えます。
この時、Aはマイナス(電子)が少なくなったことでプラスの電荷を帯び、
Bはマイナス(電子)が多いことでマイナスの電荷を帯びるということになります。
①マイナスの電荷をもっている、②物体間を移動する 2つの特長があります。
静電気は、物体Aと物体Bが擦れ合ったりした時、AがBに電子を受け渡すことで発生するものです。
そうすると、Aは電子が不足している状態、Bは電子を多く持っている状態だと言えます。
この時、Aはマイナス(電子)が少なくなったことでプラスの電荷を帯び、
Bはマイナス(電子)が多いことでマイナスの電荷を帯びるということになります。

これが静電気であり、同じように空気中のホコリ等が静電気を持っていた場合、
プラスとマイナスで引き合ってホコリが付着してしまう等の問題が生じてしまいます。
プラスとマイナスで引き合ってホコリが付着してしまう等の問題が生じてしまいます。
フッ素樹脂の絶縁性と静電気
フッ素樹脂はもともと絶縁性の性質を持っています。
「絶縁性」というのは「電気を通さない」というよりは「電子を通り抜けさせない」の方が正確かもしれません。
つまり何が言いたいのかというと、電子を保有する能力は持っているということです。
先程の静電気を帯びる例で、物体Bが導電体だったとしましょう。
そうすると物体Bは浮いてない限り必ずどこかに接触しているはずです。
この時物体Bは電子を通り抜けさせることで地面等に電子を流すので電子を溜め込む必要がありません。
ちなみにこれが一般にアースと呼ばれるものです。
ちなみにこれが一般にアースと呼ばれるものです。

ここまでを要約すると、
・絶縁体=電子を通さない ⇒ 電子を溜め込む ⇒ 静電気を帯びやすい
・導電体=電子を通す ⇒ 電子が溜まらない ⇒ 静電気を帯びにくい
ということになります。
フッ素樹脂は静電気を帯びやすい絶縁性を持っていますが、塗料にカーボンや酸化チタンを混ぜることで、
電気伝導性の性質を付与することができます。
これにより、半導体等の製造ラインで空気中のごみ・ホコリを嫌う場面や、
静電気によりパウダー状のものが機械に付着してしまうといった問題を解決することが可能です。
・絶縁体=電子を通さない ⇒ 電子を溜め込む ⇒ 静電気を帯びやすい
・導電体=電子を通す ⇒ 電子が溜まらない ⇒ 静電気を帯びにくい
ということになります。
フッ素樹脂は静電気を帯びやすい絶縁性を持っていますが、塗料にカーボンや酸化チタンを混ぜることで、
電気伝導性の性質を付与することができます。
これにより、半導体等の製造ラインで空気中のごみ・ホコリを嫌う場面や、
静電気によりパウダー状のものが機械に付着してしまうといった問題を解決することが可能です。
製品例
摩耗帯電・・・絶縁物と絶縁物、絶縁物と導体の物質が擦れたとき
ホッパー、シュート、ガイドレール等
接触帯電・・・2つの物質が接触したとき
搬送ハンド、吸着版、ウエハーチェック等
剥離帯電・・・接触している物を剥がしたとき
FDPプレート、フィルム張り合わせプレート等
流動帯電・・・絶縁性液体や高抵抗粉体のパイプの中の流動
粉体サイクロン、粉体ホッパー、粉体攪拌羽根、粉体搬送配管
ホッパー、シュート、ガイドレール等
接触帯電・・・2つの物質が接触したとき
搬送ハンド、吸着版、ウエハーチェック等
剥離帯電・・・接触している物を剥がしたとき
FDPプレート、フィルム張り合わせプレート等
流動帯電・・・絶縁性液体や高抵抗粉体のパイプの中の流動
粉体サイクロン、粉体ホッパー、粉体攪拌羽根、粉体搬送配管